ニコ、17歳

うちの最長老猫ニコが、今年で17歳になりました。

2005年5月の朝、出勤のために自宅を出ていそいそ歩いていると、「ニャーゴニャーゴ」と大きな声が聞こえてきて、近寄ってみると小さな子猫。
やたらと人懐こく私の足元をぐるぐる回るので、どこかの飼い猫かしらと思ってよく見ると、片目が無くて体全体が薄汚れて痩せこけていて、「こりゃダメだ!」
慌てて抱き上げ、もと来た道を戻り、たまたまその日在宅だった夫に預けて、やれやれ。

夫は、もう文字通りの猫かわいがり。
先住猫たちとも仲良くやっている姿に目を細めては、「アイドル猫だね」なんて言って、自分が一番熱心な”追っかけ”をしている始末。
体力がつくようにといろいろ買って食べさせるものだから、一時期はかなりの重量級。
いつもご機嫌で、来客があると挨拶にやってくるフレンドリーさが売り物でした。

17歳の今はというと、腎臓病とリンパ腫を併発し、更に慢性鼻炎と高血圧を抱えていて、体重激減。
朝晩の皮下点滴、ネフガード(活性炭)や降圧剤、鼻炎緩和の漢方薬の投与によって、なんとか命をつないでいる状態。

そんな状態ながら、たまには庭を歩いたり、日なたでくつろぐ時もあります。
3枚目の写真は、縁台に寝そべるニコを部屋の中から眺めるチマの図。

いつか最後の日が来るのは分かっていても、このほんわかのんびりした時間が続くことを願ってやみません。

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